就農への道のり

介護士から転職して農業への道のりをリアルタイムで記します。

厳しさ

経営学という授業がありました。

講師の方は、かなり大きな規模の慣行農法でJAの組合員で、うまくJAと付き合いながら(利用しながら)比較的大きな惣菜会社などに作った野菜を下ろしている方で、さまざまな工夫をしながら、利益を上げている方です。

大手ITに努めた後に、農業へ参入された方で、語り口からしてとても頭が切れる方だとわかります。

どの品目の野菜がいつどのように値段がつくかを予想して、収穫時期を調整し、高い利益を上げてきたお話、また法人内の一人一人が自己犠牲なしに、仕事を分担し営んでおられるのですが、どうしても経営者としての立場上自分の時間を犠牲にしてしまう、仕事を分担していても、相手は生き物なので想定外の事象の対応を自身の時間を犠牲にしてしまうという、システム構築の難しさをお話しくださいました。

とても頭の切れる方だったので、想定したことがほぼ想定どうりに予想できる方なのでしょう。

きっと私が、就農したならば想定外の出来事ばかりの毎日で、自己犠牲ばかりの毎日を送ることだろうなと思いました。

でも、就農を目指した時点で、心のどこかでそれらの事を私は求めているのかもしれないなぁと感じました。

もともと介護士出身の私は、もちろん生きて行く限りはお金は必要ですが、誰かのために何かをできる事が幸せとしようと思っている人間ですので、

その範囲が広ければ広いほど、感じる幸せは大きいと感じます。

直接的であればあるほど、それは嬉しいと感じる単純な人間です。

とは言え、肉体的、精神的苦痛に対する耐久性は低い…

実際就農したならば、その辺の調和できるポイントを模索する日々となるのだろうなと思っています。

 

また、就農の厳しさを話されるなか、就農しない勇気も、この一年で見定めてはとの話もあり、ハッとさせられました。

 

さて、自身の農営スタイルをどこに持ってくるか?始まったばかりの模索の期間を、できるだけたくさんの人に会い、話を聞き、情報を集め、どういうスタイルが私にあっているのかに当てて生きたいと思います。

これからも良い出会いがありますように!

f:id:noriyuki12:20180403085016j:image